アナリティクス

2011年9月28日水曜日

芸術とは何か

1)情を働かす人は、物の関係を味わう人で、
 俗にこれを文学者もしくは芸術家と称えます。

2)物の関係を味わう人は、物の関係を明らめなくてはならず、
 また場合によってはこの関係を改善しなくては味が出て来ないからして、
 情の人はかねて、知意の人でなくてはならず、
 文芸家は同時に哲学者で同時に
 実行的の人(創作家)であるのは無論であります。

3)我々は自然とこの人間とに対して一種の情を有しております。
 還元すれば感覚的なる自然と感覚的なる人間そのものの色合やら、
 線の配合やら、大小やら、比例やら、質の硬軟やら、
 光線の反射具合やら、彼らの有する音声やら、
 すべてこれらの感覚的なるものに対して趣味、
 すなわち好悪、すなわち情、を有しております。
 だからこれらの感覚的な物の関係を味わう事ができます。
 のみならずそのうちでもっとも優れたる関係を意識したくなります。
 その意識したい理想を実現する一方法として詩ができます、画ができます。

(夏目漱石「文芸の哲学的基礎」から引用)

2011年9月27日火曜日

メガネ

(遠用眼鏡)
      S          PD
R  -0.05
                   66mm
L  -0.75

(近用眼鏡)
      C
R  +2.00
L  +2.00

(備考)
中近仕様

2011年9月26日月曜日

音楽の働き

音楽は、情動(感情)に直接働きかける。
心を直接揺り動かす。
脳の判断に依存しないので、
すぐに涙が出たりする。

PRS-350の使い勝手

SONY READER PRS-350を一週間ほど使ってみた。
素晴らしい!

1)省エネ設定を切って、画面をつけっぱなしにしても、
1週間は充電の必要がない。
つまり、常時つけっぱなしの利用が可能である。
つけっぱなしで机の上に置いておけば、
1秒のロスもなく、本を読み始めることができる。
ページめくりも待たされない。
(充電は2時間で終わる)

2)紙の書籍は手で押えていないと、
ページが閉じてしまうが、
PRS-350は机の上に置いたままでも
ページが閉じない。
手放しでラクラク読める。
両手を使ってご飯を食べながら
読書することも可能なのだ。

3)文庫サイズが良い。
文字を読むだけであれば十分な面積だし、
持ちやすい大きさである。
重さもちょうどいい感じだ。

4)好みの文字の大きさを選べる。
かつ非常にフォントが鮮明で、
画面は光らず読みやすい。

5)ひとりの作家の全作品が、
ひとつのPRS-350に楽々入ってしまう。
持ち歩きも自由自在で、どこでも読める。

たった1週間の使用で実感できる、
従来では考えられなかったメリットがこれだけあるのだ。
日本ではなかなか離陸しない電子書籍だが、
火が付いたらあっというまに普及するに違いない。

2011年9月19日月曜日

青空文庫の夏目漱石

夏目漱石の作品は、いくつも読んだことがあった。
新潮文庫などに収められている名作である。

ところで、青空文庫の夏目漱石の作品数は、
実に102もある。
ずい分と多い。

SONY READER PRS-350に、
青空文庫にある夏目漱石の102作品を
すべてダウンロードしてみた。
Text2ePubというフリーソフトで一括ダウンロード可能

パソコンで小説を読むことはできなかった私だが、
SONY READER PRS-350だと読める。
102作品をパラパラ眺めてみると、
短い文章がかなり掲載されている。
夏目漱石が大学に呼ばれて行った講演録などである。
これが面白い。

「読書とは著者に会うこと」だと思うのだが、
小説に加えて、これら講演録などを読むと、
本当に著者と会って話をしたような気分になってくる。
分かりやすいのである。
講演録は、「夏目漱石全集」に掲載されていたものだ。
著者に会うためには、本当は全集を買わなければならなかったのだ。
知らなかった。

青空文庫とText2ePubとSONY READER PRS-350で、
だれもが夏目漱石に会えるようになった。
これは、画期的なことである。

2011年9月15日木曜日

VLOOKUPで大文字小文字を区別

【通常のVLOOKUPの使い方】

A列、B列のテーブルがあるとする。テーブル外のセル①に、A列にある任意の値を入れると、同じ行のB列の値を、テーブル外のセル②に表示できる。

=VLOOKUP(検索値,範囲,列番号,[検索方法])

検索値: 検索条件を入力するセル番号
範囲: 検索するテーブルの範囲を指定するセル番号
列番号: 表示する結果が記載されているテーブル内の列(テーブルの左から何列目かを記入する)
検索方法: 完全一致を求める場合は「FALSE」、近似値を求める場合は「TRUE」を記入する

*1 テーブル内のいちばん左の列に、検索値をセットする
*2 検索値において、大文字小文字は区別されない


【VLOOKUPで大文字小文字を区別したい場合の代替案】

=IF(COUNTIF(テーブル内の検索値のある範囲,検索値),INDEX(テーブル内の参照値のある列範囲,SUMPRODUCT(EXACT(テーブル内の検索値のある列範囲,検索値)*ROW(テーブル内の検索値のある列範囲))),"")

*3 テーブルは項目名なしで、1行目からスタートすること。1行目からスタートしないと、参照値がずれる

(例)










(セルB7の計算式)
=IF(COUNTIF(A1:A3,A7),INDEX(B1:B3,SUMPRODUCT(EXACT(A1:A3,A7)*ROW(A1:A3))),"")

2011年9月14日水曜日

祈りとは考えることである

・奉仕すべき神聖なる義務、それは考えることである

・対話の価値は計り知れない

・本を読むということは、著者と出会うことである

・知性は、高潔さによって、遠く高く行けるものである

2011年9月13日火曜日

ストロークを安定させる

フォアハンドのストロークを安定させる方法が
ついに分かったのである。

1) 手首を左に回してしぼっておく
2) しぼったまま、腕が後方上45度にある位置で肘を伸ばす
3) 肘を伸ばしたまま、バケツを放り投げるようにしてスイングする
4) 右手首は右ひざの近くを通す 



2)が新発見である。
これにより安定してラケットを
下ろすことができるようになった。

2011年9月12日月曜日

焼酎と泡盛

焼酎よりも泡盛の方が、二日酔いになる可能性が高いと思う。

<焼酎>日本米(ジャポニカ種) 白麹 二次仕込み
<泡盛>タイ米(インディカ種)  黒麹 全麹仕込み

ほとんどの乙種焼酎は、
米麹と水と酵母で「一次仕込み」をして
「一次もろみ」を作り、
さらに米や麦、芋などの原料と水を加えて発酵させる
「二次仕込み」という工程を経て造られる。

一方、泡盛は同じ乙種焼酎であるが、
二次仕込みを行わずに一次仕込みでもろみを完成させる。
これを「全麹仕込み」という。
高温多湿の沖縄では、二次仕込みを行っている段階で
もろみが腐ってしまうことがあるため、
この方法が生まれたといわれている。

2011年9月8日木曜日

腹落ち

リーダーは、
「メンバーが腹の底から納得する」ように、
語りかけなければならない。

リーダーはそれができるように
十分訓練されていなければならない。

助けてほしいことはありますか?

上司: 「私に助けてほしいことはありますか?」
部下: 「特にありません」
上司: 「では目標は達成できるということですね」

設定された目標は高く、普通なかなか達成できない。
それなのに助けがいらないと言うのは、
何を助けてほしいか分からない、
ダメな部下ということになる。 

2011年9月7日水曜日

発光LEDとエネループ

発光LEDと、単三のエネループ2本で
単純なランプを製作し、
連続して何時間点灯し続けるか実験中である。

発光LEDのアノードに電池のプラス極、
カソードにマイナス極を接続する。

アノードとプラス極の間に抵抗を挿入し、
過電圧による破損を防止する。
抵抗は電力を消費するため電力効率が落ちるがやむを得ない。

あまり明るくないが、
まっ暗闇の中で正面から見ると、
少し離れていてもまぶしく感じる。

エネループを1本充電するのにかかる電気代は0.2円。
仮に1回の充電で1カ月連続点灯するとすると、
たったの4.8円で1年間つけっぱなしにできる。
(エネループの購入費用は除く)

---
(実験結果)
単三のエネループ2本で、
ひとつのLEDランプをつけっぱなしにしたところ、
20日間(480時間)点灯し続けることを確認した。
20日目には、多少輝度が落ちていた。

<エネループ>
(0.2円×2個)÷480時間=0.00083円/1時間あたり
0.00083円×(9時間×31日)=0.23円/月
0.23円×2台=0.46円/月
0.46円×12カ月=5.52円/年

<5W電球>
0.1129円/1時間あたり
0.1129円×(9時間×31日)=31.50円

31.50円×12カ月=378円/年

<コスト削減額>
378円-31.5円=346.5円/年

2011年8月30日火曜日

JBL 4305H WX その2

スピーカー(JBL 4305H WX)の配置を変えた。
左右を大きく離して、壁に密着させた。

音の広がりがまるで違うのである。
音質がまろやかになった。
ぐっと良くなった。
また一歩いーぐるの音に近付いた。
このような調整で、オーディオの音が
大きく変わることを実感した。

JBL 4305H WXだが、
大きな音でないと、なかなか鳴らない。
理想的にはボリュームが9時、
少なくとも8時半は超えないと
いい音にならない。
JBLの楽器的特性だと思う。
ギターアンプのような感覚である。

2011年8月29日月曜日

パンジーが芽を出した

ついにパンジーが芽を出した。
まいたのが8月5日だから、20日間も経過している。
もうダメかと思い、片づける寸前であった。

種は不思議である。
いっせいに芽を出すのだ。
気温など発芽の条件を感知する機能があるからだろう。
センサーやトランジスタを組み込まなくても
あらかじめそのような能力を備えているのである。

植物栽培は、思った以上に面白い。

2011年8月26日金曜日

Windows7で「モヤモヤッ」とする

Windows7の、

[Windowsロゴキー]+[TAB]

で「モヤモヤッ」とする。

GRAUERS

神保町に、GRAUERS(グラウアーズ)という
ジャズ喫茶がオープンした。
マスターは「RIVERSIDE JAZZ RECORDS」を書いた
古庄紳二郎さんである。
リバーサイドレーベルのジャズ・アルバムが
すべて揃っている。
カウンターの向こう側に、オリジナル盤が
番号順に並べてあるのだ。
ちっちゃなLPもある。

(オーディオ・システム)
ターンテーブル: EMT 948
CDプレイヤー: STUDER 731
カセットプレイヤー: STUDER A 721
プリアンプ: McIntosh C200
パワーアンプ: McIntosh MC402
スピーカー: JBL 4333A

(場所)
場所の目印は、はなまるうどん。
はなまるうどんは駿河台下の交差点から、
お茶の水駅方面に向かって歩くと左手にある。
はなまるうどんの手前の斜めの路地を
少し入って右手のビルの2階だ。
入口はちょっと分かりづらいが、
入ってみれば、気軽ないい雰囲気である。

(営業時間)
13:00〜17:00 Coffee time
18:00〜23:00 Bar time
日曜休業

*昼間のコーヒーはお菓子付きで一杯630円

(住所)
〒101-0052
東京都千代田区神田小川町3-20-13
日比ビル2F
phone:03-5577-4826
http://www.grauers.jp/index.html

2011年8月25日木曜日

鮒ずし

ついに鮒ずしを食べた。
琵琶湖のホテルの土産コーナーで、
5切れほど入ったパックを発見したのだ(1,260円)。
10度以下に冷蔵保存ということで持ち帰れないので
ホテルの部屋で食すことにした。

発酵したご飯の上に、ガーゼのような布を敷き、
その上に薄くスライスした鮒ずしが置かれている。
卵入りだ。

それほどクセもなく、鮨だけに十分酸っぱくて、
発酵食品ならではの味わいがあった。
なれ鮨こそ鮨の起源、という話が十分納得できる味であった。

根本中堂と滋賀院門跡

比叡山延暦寺の根本中堂には、
1,200年消えたことのない不滅の法灯が3つ灯っている。
法灯は根本中堂のいちばん奥、内陣に収められている。
内陣の石敷きの土間は3メートルほど低い位置にあって、
闇の中に浮かび上がる3つの法灯は神秘的だ。
なたね油の消費量はなかなかのもので油断できない。
ちなみに燃料は菜種油で、現在は青森産を使用しているそうだ。


比叡山をおりると、すぐ滋賀院門跡(しがいんもんぜき)がある。
延暦寺の里坊を代表する門跡寺院である。
観光客も少なく、静かな佇まいだ。
縁側から眺められる庭は小堀遠州の作と伝わる。
これもまた素晴らしい。
きれい寂の面木躍如である。

2011年8月16日火曜日

Wiiで木っ端みじん

親戚の家に遊びに行った高2の娘が、
指を二針縫う怪我をして帰ってきた。

任天堂のWiiで遊んでいて
シャンデリアをアタックしたそうだ。
シャンデリアのカップのひとつが木っ端みじんになった。

こういう事故は、結構あるに違いない。
家の中でテニスのラケットを振るのもやめよう。

2011年8月11日木曜日

良いと感じる能力

ワシントン・ナショナル・ギャラリー展に行った。
モネ、マネ、ドガ、ゴーギャン、ゴッホ、セザンヌ、ルノアールなど、
印象派の作品を中心としたコレクションである。
有名な作品がたくさんあって、本物の素晴らしさを堪能した。
たいへん幸せな気分を味わった。

もうひとつ、驚くべきはメガネの威力であった。
裸眼だと間近にみる名作もぼんやりとした印象しかないのである。
本物はすごい!という感激がない。
ところがメガネをかけると、作品がシャープに迫ってきて、
ものすごい存在感を放つのである。

良いものを味わう能力というものがあるのだ。
五感が研ぎ澄まされていなければ、
良いものを良いと感じることができない。

「良いものを良いと感じる能力を開発する」
という視点は新しいかもしれない。