アナリティクス

2011年7月31日日曜日

護身の符

吉田松陰は門弟を友として対等に扱い、
長所を見つけてはほめ、決してしかることはなかった。
自尊心や自己重要感を持たせるためである。

松蔭はまた「余に一つの護身の符あり」として、
次の言葉を挙げている。

孟子曰く、

『至誠にして動かざる者は、いまだにこれあらざるなり』


(朝日新聞より 歴史研究家・河合敦)

2011年7月29日金曜日

ジャズとセックス

多様な表現の追究という意味において、
ジャズとセックスは同様である。

2011年7月28日木曜日

オーネット・コールマン

いーぐるの後藤雅洋さんが、
90年代、オーネット・コールマンにインタビューして
彼のハーモロディック理論について聞いた。

以下、コールマンの説明である。

「ハーモロディックは、演奏者も聴き手も、
自らのパースペクティブを変えることなく、
あらゆる方向へ自由に発想を変化させるための
コンセプトである。
音楽でいえば、誰か特定の人物が
リーダーとなるようなシステムではなく、
またメロディラインやテーマといった、
あらかじめ固定された音楽的要素が
演奏の規範となるものでもない」

さらに彼は述べた。

「私が歩いていると、口に草をくわえた人が
道端に立っていた。
その瞬間、私はその人を自分のステージに
迎えたいと思った。
なぜなら、その人物の在りように、
表現の多様性を見たからだ」

つまりこれがオーネット・コールマンの
考え方なのである。


「ジャズ喫茶のオヤジはなぜ威張っているのか」後藤雅洋(河出書房新社)より

ワードの変更箇所/コメント消去方法

ワードで作成した文書の「変更箇所/コメント」を
完全に消去したい。

●校閲>承諾>ドキュメント内のすべての変更を反映

2011年7月27日水曜日

将来も安心なオープンソース

・Linux (OS)
・JBoss (MW)
・PostgreSQL (DB)

人の心を揺さぶる

良いアドリブとはどういうものだろう。
その瞬間の自分の気持ちを表現できればよいのだろうか。
自分の気持ちが人に伝わらなくても、自己満足できればよいのだろうか。

良いアドリブとは「人の心を揺さぶる」演奏だと思う。
人の心を揺さぶれば、その影響はおのずと演奏者に
フィードバックされ、さらに強く心を揺さぶることになるだろう。

静かな演奏にしろ、激しい演奏にしろ、
すべての良いアドリブは
「人の心を揺さぶる」ものである。

2011年7月26日火曜日

カメラで検索条件入力

道を歩いているときに、白いきれいな花が咲いていた。
花の名前を知りたい、花の特徴を知りたい。

そんなときに役に立つのが、
スマートフォン対応の電子書籍、
「草花図鑑アプリ カメラで検索条件入力君」である。

スマートフォンのカメラで、白い花の写真を撮る。
検索ボタンを押す。
すると、スマートフォンに内蔵された草花図鑑データの中から、
画像マッチング機能によって検索された草花のページが表示されるのである。
これがあれば、野に咲く花の名前など、すぐに分かる。
すごく便利なのだ。

2拍3連の効用

4拍子の曲において、
4分音符を連続して叩いたら、
お経の木魚のようなもので単調である。

8分音符を混ぜると、
かなりリズミカルになるが、
それでもまだ単調に感じるかもしれない。

そこで、2拍3連である。
2拍分のスペースに3つの音を入れてやるのだ。
これはかなりインパクトがある。
単調さを破るにはもってこいである。
それだけに、かなり意識的に入れてやらないといけない。
2拍3連が自然に出てくるまでには、
かなり練習が必要だ。

種を冷やす

パンジーの種をまいたが、1週間を過ぎても芽が出ない。
真夏のこの時期、種は芽を出す気分になれないらしい。
はやり春、だんだん暖かくなるころが好きなのか。

聞くところによると、真夏に種をまくときは、
まく前に1週間ほど冷蔵庫に入れておくといいらしい。
種をまいて3日で芽が出るということだ。
涼しい場所から、暖かい場所に出た種は、
春が来たかと急いで芽を出すのである。

今度やってみよう。

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やってみたが、効果はなかった。
かえって、芽が出るのが遅くなったような気がする。

2011年7月22日金曜日

あれば使ってしまう

「あれば使ってしまうのがお金」という言葉は真実である。

たとえば1本のペットボトルのお茶を買う場合、
お金に余裕のある人は150円出すであろう。
ちょっと歩けば130円で同じものを買えたとして150円出す。
同じ大きさながら、ちょっと種類の違うお茶が100円で買えたとしても、
お金に余裕のある人は150円のお茶を買うのである。

今はものが選べて良い時代である。
150円のお茶があれば、100円のお茶もある。
1,000円の皿があれば、100円で買える皿もある。
収入が少なくても、安価な品物を選べば、
それなりに暮らせるということだ。

日用品をすべて100円ショップの品物で間に合わせたら、
どうなるだろうか。
確かに見た目は良くないかもしれないが、
機能はそう変わらない。
人に見られるのがいやだとか、
人に見られなくても自分がみじめな気持になるとか、
そういった価値観から解放されれば
100円ショップの製品でも十分なはずである。

「あれば使ってしまうのがお金」を肝に銘じ、
出費の合理性を常に問うようにすれば、
きっとお金はたまっていくであろう。

低成長期に入った日本人の価値観は、
ヨーロッパの人々と同じように、
質素倹約を旨とするように変わっていく。
まるで武士なのである。

2011年7月20日水曜日

東京アメッシュ

インターネットで、現在の雨降りの様子を
知ることができるようになった。
地図の上に、雨の降っている地域が
色つきの図で示されるのである。

図は5分おきに更新される。
図は2時間分保存されていて、
コマ送りで見ることができる。
雨の降っている地域が移動する様子を
見ることができるのである。

動く様子を見れば「もうすぐ雨が降りそうだ」とか
「もうすぐ雨は止む」ということを、
かなり正確に予想することができる。
とってもお役立ちの面白ページである。

(東京アメッシュ)
http://tokyo-ame.jwa.or.jp/index.html

2011年7月19日火曜日

台風耳なし芳一

台風6号が近づいてきていて、
怪しい雲行きである。

ところで、アメリカでは台風に
「カトリーヌ」とか「アレックス」といった
人の名前を付けることになっていて覚えやすい。

日本も「台風○号」という無味乾燥な命名をやめて、
もっと親しみやすい名前を付けてはどうだろう。
台風は夏に発生するから、幽霊や妖怪の名前だと、
涼しさを呼んでいいかもしれない。

たとえば「台風耳なし芳一」であるとか
「台風牡丹灯篭」、「台風いったんもめん」
「台風お岩さん」というような具合だ。

面白いし、日本の文化が薫る。

2011年7月15日金曜日

日比谷入江と江戸前島

むかし東京には日比谷入江という入り江があった。
皇居と東京駅の間、霞が関と新橋の間は海だったのだ。
東京、有楽町、新橋は「江戸前島」という半島にあった。
新橋は江戸前島という半島の突端に位置した。

1603年以降、日比谷入江は徳川家康の
江戸改造によって埋め立てられた。

ところで、江戸前鮨という言葉があるが、
これは江戸前島にある鮨屋の鮨だから
江戸前鮨というのではなかろうか。

志賀直哉の「小僧の神様」に出てくる鮨屋「与兵衛」も、
京橋にあるのである。
京橋はかつての江戸前島にあったのだ。

2011年7月14日木曜日

面白いアドリブ

アドリブとは即興演奏のことである。
事前に練習しておいたものを、
再現してもアドリブとは言わない。

しかし、即興でむやみに演奏したとしても、
面白いアドリブにはならない。

「歌うように」「話すように」「叫ぶように」
自分が頭の中でイメージした音を、
実際の音として出さなければ、
ちっとも面白いアドリブにはならないのである。

バド・パウエルやキース・ジャレットが、
ピアノを弾きながら歌っているというか、
唸っている声がレコーディングされていることがある。
彼らのように偉大なジャズ・ピアニストでさえ、
歌いながら弾かなければ、
面白いアドリブにならないのである。

面白いアドリブは、歌いながら弾くべし。

2011年7月13日水曜日

何でも言葉にしてみる。

受け取った印象を、ひたすら言葉にしてみる。

たとえばビル・エヴァンスのピアノを聴いた印象を、
「繊細」「軽やか」「静かな情熱」というように、
はっきりと言葉にするのである。

いつもは、いろいろなものを見たり、聴いたり、食べたりしても
いちいち言葉に置き換えているわけではない。
ほとんどの場合、言葉にせずにやり過ごしている。
 これをやり過ごさずに、すべて言葉にしてみるのだ。
口に出す必要はない。
頭の中で言葉にすればよい。

やってみると、これが面白い。

例えば「前を男が歩いている。40歳ぐらいだろうか」
というように、当たり前の話しがほとんどになるが、
それでもいちいち言葉にするのであるから、
いつもよりよほど頭が働く。

話すをする訓練にもなって、
言葉に詰まることがなくなるような気がする。

2011年7月12日火曜日

ゴーヤ用エコ給水システム

母親がキッチンの窓の外に、
ゴーヤのグリーンカーテンを作った。
りっぱなゴーヤの実がなるようになったが、
とにかくよく水を吸い上げ、
すぐにプランターの土が乾いてしまう。

そこで、家の中からゴーヤに水をやることのできる
画期的なエコ給水システムを発明したのである。

細めのビニールホースを取り付けた2リットルのペットボトルを
キッチンに置き、ホースを窓ごしにプランターまで垂らす。
キッチンとプランターには高低差があるから、
いちど水が落ち始めればあとは自動で水が出る。
ストーブに石油を入れるポンプと同じ原理だ。

ポイントは最初にどうやって水を送るかである。

ペットボトルの蓋に、ビニールホースがぴったり収まる穴を開けて通す。
ペットボトルの上の方に、ごく小さな穴を開ける。

水を送るときは、指で小さな穴をふさいで、
ペットボトルの下の方を強く押してやる。
すると水がパイプをスルスルと上がっていって、
あとはそのままにしておけば、
水がプランターに送られるという寸法だ。

我ながら素晴らしいアイディアと出来栄えであった。

2011年7月11日月曜日

真剣勝負

F市テニス大会(ダブルス団体戦)の
決勝戦に出る機会に恵まれた。

真剣勝負のテニスの試合は、武士の斬り合いに似ている。
2対2で、斬るか斬られるか、命を掛けて戦うのである。
圧倒的な力の差で、すぐに勝負がつく場合もあれば、
ツワモノ同士の死闘が延々と続くこともある。

決勝戦は圧倒的な力の差で敗れた。
しかし、時には真剣勝負の場に身を置いてみるのも面白い。

2011年7月10日日曜日

緊張

テニスの大会に出た。
最初に4本ほど、サーブの練習ができる。
普通にサーブしているつもりなのに、
自分でもビックリするくらい、
とんでもないところにボールが飛んでいく。
緊張しているのだ。

試合が進むにしたがって、
緊張がほどけて、いつもの調子に戻っていく。

それにしても緊張というものは恐ろしい。
伸び伸びと集中できると、
試合はもっと面白くなるだろう。


幸いにして初戦は勝てた。

2011年7月9日土曜日

研究素材の宝の山

テレビでYouTubeの映像が観られる。
例えば、これまで観ることのできなかった、
ジャズマンの貴重な映像をたくさん観ることができる。
もちろん無料である。

埋もれていた貴重な映像を、
世界中のだれもが観られるようになったというこの現実は、
やはりすごいことである。
日本発ではあり得ないだろう。
著作権がどうだとか、肖像権がどうだとか、
そういった面倒な話に尻込みして先に進まない。

いつも黒船は外国からやってくるが、
この無料の貴重な映像群は、新たな資料を提供し、
世界中の若い研究者を狂喜させているに違いない。
宝の山である。

国際電子出版EXPO

「国際電子出版EXPO」と、
同時開催されている「東京国際ブックフェア」、
「教育ITソリューションEXPO」をのぞいてきた。
ゆりかもめで行く東京ビックサイトである。

いずれもたいへんな人出である。
それほど目新しいものがあるわけではなさそうだし、
直接ビジネスに結びつきそうな機会も少なそうだが、
お祭り的な雰囲気、面白さは十分に楽しめる。

お祭りは、開催することに意義がある、
行って、見ること意義があるのだ。
世の中を面白くする、ひとつの手段なのだ。

2011年7月6日水曜日

机の上のシンセサイザー

机の上にシンセサイザー(RADIAS)を置いた。
いつもはピアノ(CP80)の上に置いてあるが、
位置が高くて、操作するのが億劫である。
机の上なら、細かなツマミの調整も疲れない。

久しぶりに触ってみると、やはりシンセサイザーは面白い。
いろいろな音が出るし、いい音も出る。
RADIASはツマミがたくさんついているから
リアルタイムで音色変化を楽しめる。
一からの音作りも面白い。
音色が違うと、演奏の幅も広がるのである。

2011年7月5日火曜日

朝トマト

親戚のおじさんに、トマトをたくさんもらった。
市場に出せないトマトだから、
変形していたり、小さかったりする。
でも味は抜群だ。

小さくて赤くきれいなトマトばかりを集め、
きれいに洗って、ヘタを取り、冷蔵庫で冷やしておいて、
朝食代わりに食べることにした。

朝トマトの味は最高だ。
健康にもダイエットにも良い。
やせちゃうかも。

2011年7月4日月曜日

夏目漱石「こころ」

夏目漱石の「こころ」を読んでいる。
書棚にあった古びた角川文庫である。
220円。

とても面白い。
頭にスッと入ってくるし、味わい深い。
大学生の頃には分からなかった感覚だ。

だれにでも書けそうな錯覚を与えつつ、
だれにも書けない名作である。
この歳になって、やっと夏目漱石の良さが分かった。

2011年7月1日金曜日

ITの専門書は電子書籍で

IT関係の専門書、特に翻訳本の出版が減っている。
VM WAREの翻訳本などほとんど出ていない。
専門性が高く、部数が出ないため、出版社が敬遠するのだ。

これでは日本人技術者の能力が落ちてしまう、
と心配する人がいる。
次々と現れる新技術をキャッチアップしていくには、
日本語で書かれた書籍で、効率良く知識を吸収する必要がある。

そこで電子書籍である。
紙の書籍の場合、ある程度まとまった部数を作らないと、
どうしても元が取れない。
しかし、電子書籍なら、まとまった部数を作る必要はない。
ゆえにリスクが小さいし、ロングテイルな売れ行きでも、
倉庫代がかさむ心配もない。

英語で書かれたIT専門書を翻訳して、
電子書籍で売る事業は、
出版社、IT技術者の双方にメリットが大きい。