アナリティクス

2012年3月2日金曜日

転がる石と苔

滋賀院門跡(しがいんもんぜき)の裏手にある
慈眼堂(じげんどう)を訪ねた時、
ちょうど雨上がりで、庭一面の苔が美しく輝いていた。

苔は、君が代の歌詞に出てくる。
「苔のむすまで」

ことわざにも出てくる。
「A rolling stone gathers no moss.」

(解釈1)
転がる石に苔は生えぬ
「落ち着きなく動いてばかりいると苔も生えない」

(解釈2)
転石苔むさず
「活発に動いていないと苔が生えてしまう」

1)はイギリス的、2)はアメリカ的な解釈だそうだ。

ローリングストーンズというバンド名は、
1)の解釈を前提としている。
・メンバーがもともとイギリス人だから
・反抗的なポーズのロックバンドだから

そういえば、エリック・ドルフィーのサックスも
「コケッ、コケッ、コケコケ、コケッ!」という
フレーズを連発することがある。
しかし、これは苔よりも、鶏を連想させる。