アナリティクス

2021年11月11日木曜日

長日(ちょうじつ)植物

暗期の長さがある一定の時間(限界暗期)より短くなるような光周条件下で、花芽の形成がおこるか、あるいはそれが促進される植物をいう。暗期の長さが十分に短ければ、明期の長さは関係がない。長い暗期の場合、光中断を行うと花芽形成がみられる。コムギ、シロイヌナズナ、ナデシコ、ヒヨス、ホウレンソウ、ムクゲ、ムシトリナデシコ、ルリハコベなどは長日植物である。長日植物は一般に、自然界では日長が長くなると花芽が形成される。長日植物の多くは、光周条件(長日)が整う以前に、一定期間、寒冷期を経ることを必要とする(越年性長日植物)。