アナリティクス

2022年1月27日木曜日

寝すぎによる片頭痛

『解明には至っていませんが、寝すぎによる「片頭痛」の原因に挙げられるのが、血管の拡張と血流の変化です。人は熟睡している時間が長く続くと、体が省エネモードに入り血管が弛緩します。程度の差はありますが、冬眠中の動物のような状態ですね。熟睡モードに入ると心拍数や呼吸数が低下し、血流が緩やかになります。長く眠れば眠るほど、この状態が長く続き、起床時の反動が大きい。起きた瞬間、「しっかり血液を送らねば!」と体が躍起になり、勢いよく血液が流れ始めるわけです。

片頭痛は、脳の血管拡張により血管を取り巻く三叉神経(さんさしんけい)が引っ張られることにより起こります。寝起きに生じる急な血流量の増加によって血管が強く拍動し、三叉神経が引っ張られることによりズキズキとした頭痛が起きるのでしょう。このような流れから「寝起きから頭が痛い」という状態が生じるのです。』