アナリティクス

2012年7月27日金曜日

統制された音楽

中学生の吹奏楽コンクールを観た。
その中に、なかなかまとまった演奏を
聴かせる学校があった。
しかし、生徒の動きが不自然に統制されていて、
興ざめなのであった。


女性教師がタクトをチラリと動かすと、
全生徒がいきなりガバッと一糸乱れず立ち上がる。
クラリネットパートの全員が同じように揺れている
ティンパニー奏者は踊るように
オーバーアクションなのである。
いかにも作られた動きである。

音楽は自由と統制のバランスが大切なのだと、
改めて気付かされた。
統制が強調されると窮屈だし気持ちが悪い。
あまりに自由だと楽しくない。
自由と統制の絶妙なバランスが感動を呼ぶのだ。