アナリティクス

2022年2月12日土曜日

産地

2カ所で育った畜産物は生育期間の長いほうを「産地」と表示できる食品表示法の規定がある。この典型が和牛だ。和牛は子牛を生んで増やす生産農家(繁殖農家)が生後10カ月ほどで競りにかけ、買い取った肥育農家が20カ月ほどかけて育て太らせ、食肉として出荷する。だから、生まれは関係なく、育ちがブランドとなる。例えば、沖縄県の八重山諸島で生まれた牛でも、三重県の松阪で買い取って育てれば、それは立派な「松阪牛」となって出荷される。