アナリティクス

2020年12月12日土曜日

赤錆と黒錆

鉄に酸素と水が触れると「錆」が発生する。鉄はそのままでは不安定な存在なため、酸素を取り込んで酸化物となろうとする性質を持つ。このため、鉄鋼系の材料は程度の差はあれど、錆の問題とは常に無縁ではいられない。

赤錆:Fe2O3(三酸化二鉄)
錆自体が赤みがかっているもので、鉄そのものを腐蝕させ、ボロボロにしていく性質を持つ。

黒錆:Fe3O4(四酸化三鉄)
一般的な鉄に対して自然に発生することはない。鉄の表面にできる酸化膜のこと。表面に黒錆ができると、赤錆の発生を抑えることができる。