アナリティクス

2020年11月24日火曜日

血糖値スパイクが危ない理由

血糖値スパイクとは、食後に急激に血糖値が上がり、インスリンの分泌によって急激に血糖値が下がることを言う。血糖値のグラフが、スパイク(釘)のように尖った形状になることから血糖値スパイクと呼ばれる。

(血糖値スパイクが危ない理由)

・認知症になりやすい
インスリンが多い状態が、認知症の原因となるアミロイドベータの蓄積を促す。

・動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞を起こしやすい
活性酸素が発生して血管の壁を傷つける。血管の壁が傷つくと、それを修復しようとして集まった免疫細胞が、傷ついた血管壁の内側に入り込んで壁を厚くし、血管の内部を狭めていく。

・がんのリスクを高める
インスリンには細胞を増殖させる働きがあるため、がん細胞の増殖も促す危険性が指摘されている。

・肥満につながる
インスリンは血中の糖分を脂肪に変えて身体にため込む働きを持つ。

・一時的に低血糖に陥る
インスリンの大量分泌で血糖値が急降下すると低血糖となり、眠気、だるさ、イライラ、頭痛、吐き気といった症状が起きる。