アナリティクス

2013年1月23日水曜日

発音遅れの修正

パソコン用ソフトシンセサイザーの
Minimouge va(無料)とArppe2600 va(無料)を
鍵盤楽器から鳴らしてみた。

MIDI/USBケーブル(1,000円弱)で、
音楽用キーボードとパソコンを接続すると、
MiniもArpもどちらも発音した。

しかし、発音タイミングが遅れる。
レイテンシーの問題である。
シーケンサーによる自動演奏で、
シーケンサーのディレイをマイナス調整しても、
間に合わないほどであった。

と、がっかりしていたところ、
ソフトシンセ側の調整で発音タイミングを
かなり速くできることが分かった。

(発音を速くする方法)
Devices>Wave...>Buffer Size>最小値

バッファサイズを最小値にすると、
雑音が入るようになる場合には、
雑音が入らない程度まで数値を
上げてやればよい。

新しいパソコンの性能があれば、
これによって発音タイミングの遅れは、
かなり改善される。
しかし、まだ多少の遅れはある。

(さらに発音を速くする方法)
ASIOドライバ(無料)を活用すると、
ほとんど遅れが気にならないぐらい、
発音のタイミングが速くなる。
リアルタイムの演奏も快適である。

1)ASIOドライバ「asio4all」をダウンロードする
2)asio4allをパソコンにインストールする
3)Minimogue vaを起動する
4)Devices>Wave...>Output Port
  >ASIO: ASIO4ALL v2を選択する
5)Devices>Asio Control Panel...を開く
6)パネル右下のスパナアイコンをクリック
7)画面左上「IDT High...」の文字の左端「+」をクリック
8)下に表示されるアイコンのハイライトをすべて消す
9)Speakerの左のアイコンをクリックしハイライトする
10)Minimogue vaのキーボードで発音を確認する
*1 Arppe2600 vaも同じ要領で設定できる
*2 ASIOドライバを用いるとMini、Arpの同時使用不可

これで、発音の遅れの問題は解決した。
パソコンでシンセの音作りを楽しみ、
気に入った音色ができたら、実際に録音に活用できる。
2台の高級アナログシンセを入手したのと同じである。