masanorimitake
アナリティクス
2012年4月1日日曜日
フグ
ずっと昔、父が運転するスーパーカブに乗せられて、
大磯に釣りに出かけた。
父は海に向かって釣りざおを投げるが、
何度投げても釣れるのは灰色の小さなフグばかり。
周囲は次第に暗くなって、
灯台の明かりがピカリピカリと見え始める。
父は真っ暗になっても釣りをやめない。
でも釣れるのは灰色の小さなフグばかり。
灯台の明かりはいよいよ鮮明である。
早く家に帰りたい。
覚えているのはそこまで。
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