アナリティクス
2025年4月2日水曜日
赤チン
2025年3月22日土曜日
2025年3月18日火曜日
2025年3月10日月曜日
「生産性向上」しか手段はない
『結局、経済成長は 「人口増加」と「生産性向上」の2つの要素から成り立っています。歴史的に見ても、この2要素で経済成長を半分ずつの割合で説明できます。
日本は人口が減少しているため、経済成長のためには「生産性向上」しか手段がありません。生産性は主にイノベーションと設備投資によって決まるため、政府は徹底的にこれらを促進するしかありません。イノベーションがなければ、減税や有効需要の拡大を行っても、経済は成長せず、単なるインフレを引き起こすだけです。
人口が減少するなかでは、生産性のより高い業種・企業に資源を徐々に集約し、輸出もアメリカだけでなく多方面に拡大し、徹底的に増やすべきです。
日本は農業、都市構造、中小企業、病院に至るまで「分散型経済」です。分散型経済は人口増加時代において雇用を増やし、経済成長に貢献します。一方、分散型経済の特徴でもある生産性が極めて低いという問題は、人口増加によって隠されていました。
人口減少時代には、経済成長には生産性向上しか手段がないため、分散型経済は経済の低迷を招きます。したがって、経済産業省は、減少する資源をどの業種、どの規模の企業にどう配分するのかを戦略的に考え、税制や企業優遇策を全面的に見直すべきです。
究極的には、私は経済学の基本に立ち返り、賃金を引き上げることで人件費が上昇し、それに対応するために企業がイノベーションを起こし、設備投資を進めるべきだと真剣に考えています。したがって、石破政権が最近発表した「2029年までに最低賃金を1500円に引き上げる」という政策は、極めて意義のあるものだと考えます。
最低賃金はすでに初任給に近い水準に達しています。そのため、最低賃金の引き上げはアルバイトやパート労働者だけでなく、正社員の賃上げにも大きく貢献することになります。これにより、経済全体への影響はますます拡大しています。特に、若年層の給与が増えることで、消費性向が高い層に資金が回り、経済の活性化につながるでしょう。
私は、多くの日本企業が、高い勤労意識を持つ日本の労働者を低賃金で酷使し、付加価値の低いビジネスモデルを続けていると分析しています。こうした企業を支えるために、人手不足の状況下で労働者を犠牲にし、貧困に追い込むことに何のメリットもないと考えます。
賃金を段階的に引き上げることで、こうした企業の経営者に対し、生産性向上への意識改革を促す必要があります。
減税ではなく、賃上げこそが日本経済を救うのです。』
(デービッド・アトキンソン:小西美術工藝社社長)
2025年3月9日日曜日
2025年3月8日土曜日
2025年3月6日木曜日
2025年3月3日月曜日
2025年2月19日水曜日
2025年2月18日火曜日
2025年2月16日日曜日
仕事の会話と遊びの会話
『たとえば、オーディションの面接で萩本が「あなたのお母さんは?」と尋ねる。どのようにも取れそうだが、それもそのはず、あえて漠然とした質問をしているのである。するとたいていの人間は、「あの、母の何についてですか?」などと逆に質問を返してしまう。
萩本に言わせると、逆に質問するのは補足の説明を求めているからだ。つまり、質問の意図をすべて明確にしてからでないと答えられないと考えるから質問を返す。
そういう人間はコメディアンに向かない、と萩本は言う。そうしてしまうと遊びの余地がなくなり、笑いは生まれないからである。曖昧な質問をそのまま受け止め、なんでもいいから「先走りした答え」を返す少しおっちょこちょいなくらいの人間こそが、コメディアン向きなのだ。その意味で、「聞いたらおしまい」なのである。
「あなたのお母さんは?」と問われれば、聞き返さずすぐに「はい、口やかましくて、お節介で、ウンザリするんですが、失恋してションボリしているときに一緒に泣いてくれるような母です」などと思いつくままに答えればよい。もちろん正解はない。そして重要なのは、その後だ。
萩本は、そこで終わりにしない。「そんなこと聞いてないの、お母さんの年齢!」とさらに聞く。それでも返しかたは同じ。「56、いや57かな。あれ、たぶん、8まではいってません」「結局、いくつなの?」「この際、55ってことで、ひとつよろしく。その方が母も喜びますから」「余計なこと言わなくていいの、年齢を聞いただけなんだから」。
萩本欽一は、このようなやり取りこそがボケとツッコミの原型だと言う。答えはなんでもいい。もし質問に「55歳です」などとスパッと答えてしまったら、「年齢ではなく、名前を聞いてるの!」などと萩本が切り返す。つまり、ツッコミである。こうして次々に半ば強引に質問の方向を変えて、相手を混乱に陥れる。だがそこで答えに窮してしまわず、その混乱のなかを上手に泳いでいくのがよいボケ役なのだ。』
2025年2月10日月曜日
2025年2月8日土曜日
ウォーターポンププライヤー
『一般的にペンチなどと同様の挟む工具のことをプライヤーといい、その中でも水道管やガス管などの工事に特化したものをウォーターポンププライヤーといいます。ウォーターポンププライヤーは大きなナットなどをつかめるように開口部が大きく開くようになっています。また、水道管などの丸い物をつかんでも滑らないように大きな溝がいくつもついているのが特徴です。調節して幅広い作業に対応できるため1本持っておいてもいいでしょう。』
2025年2月7日金曜日
2025年2月5日水曜日
茗荷(みょうが)
『インドに掃除をしながら悟りを開いたお坊さんがいました。お釈迦様の愛弟子で周利槃特(しゅりはんどく)と言います。周利槃特は、物覚えが悪くて朝聞いたことも夜になると忘れてしまう有様でした。自分の名前も覚えられず、名前を背中に荷い、人に名前を聞かれると背中を指差し教えるほどでした。
周利槃特が亡くなった後、墓から名前のわからない草が生えてきました。周利槃特のお墓から生えてきたので、いつとはなしにその草を「 茗荷(みょうが)」(名を荷う)と呼ぶようになりました。茗荷を食べると、物忘れがひどく馬鹿になると言われるのも周利槃特の逸話からきたものです。』
2025年1月31日金曜日
2025年1月14日火曜日
木酢液(もくさくえき)
ハクビシンは木酢液(もくさくえき)の臭いが嫌いらしい。
『木酢液とは、木材の植物原料を炭化して木炭を製造する際に発生する煙の成分を冷却して得られた燻臭のする水溶液です。成分は、水分が約90%で、残りの約10%が有機化合物です。有機化合物約10%のうち5%が酢酸(食酢の成分)で、残りの5%にフェノール類、アルコール類等の約200種類の成分が含まれます。』