毟っても毟ってもまた千萱かな
「物言えば唇寒し秋の風」 (松尾芭蕉)
筆ペンで字を書くときは、筆の先を注視するとうまく書けるようだ。ボールペンなどと違って、筆を紙に押し付ける力で線の太さが大きく変わるので、筆の先を注視して太さをコントロールする。
(松尾芭蕉)漢詩調で文芸性が高い。かるみ、わびさびが蕉風俳諧の精神。
(与謝蕪村)単なる写実ではなく叙情詩の要素があって優雅。俳句に絵を入れる俳画を確立した。
(小林一茶)庶民らしい親しみのある表現や、擬声語や擬態語を巧みに用いている。
『俳句という文学の定義が誕生したのは明治時代ですが、江戸時代にはすでに俳句のもとである「俳諧(はいかい)」が存在していました。俳諧とは、連歌から派生したもので、一首の短歌の上の句(五・七・五)と下の句(七・七)を二人以上で詠み合い、繋げていくものです。そのため、三大俳人が残した名句は、正確には「俳句」ではなく「発句」という俳諧の最初の一句目(五・七・五)です。明治時代になり、「発句」を「俳句」と呼ぶようになり俳句が誕生しました。』
『自己表現とは、自分が考えていることや伝えたいこと、感情を表すこと。 言葉や文章だけなく、身振り手振り、顔の表情でも伝えることができる。自己表現力が乏しいと、相手との意思疎通ができない、集団に馴染めないなど、社会生活を送ることが困難になる恐れがある。
自己表現力は、他人と円滑にコミュニケーションが取れる協調性や社会性を身につけるだけでなく、高い理解力や判断力、思考力を養うための基礎作りにもなる。』
春: 2~ 4月頃夏: 5~ 7月頃秋: 8~10月頃冬:11~ 1月頃
筆ペンは面白い。一本の筆ペンで、太い線を書くことも、細い線を書くこともできる。細い線を徐々に太い線にすることもできる。明朝体は縦線が太く、横線は極端に細いが、筆ペンならそれが表現できる。ペン習字で使うボールペンでも多少の強弱は付けられるが、筆ペンの表現力はその比ではではない。まるでアコースティック楽器のようだ。