『冷房運転のとき、室内機の熱交換器には冷媒が5℃くらいの温度が低くて圧力が低い液体で入ってくる。温度が低くて圧力が低い液体の冷媒はとても蒸発しやすい状態になっている。
室内機では銅管内の温度が低い冷媒によってアルミフィンが冷やされ、冷たいアルミフィンの間を部屋の暖かい空気が通ると、フィンが熱を奪って空気が冷やされる。
熱を奪った冷媒は、蒸発して気体になる。室内機の熱交換器を出るころには10℃くらいの気体になっている。冷房での室内機の熱交換器は、冷媒を蒸発させるため蒸発器とも呼ばれる。』