植物の芽に光が当たったとき、茎の中のオーキシン(植物ホルモン)は光と逆の方向に運ばれる。オーキシンには成長を促進する作用があるため、オーキシンの多いところでは成長が早くなる。これにより光の当たり具合によって茎の内部で伸びるスピードに差が生じ、結果として芽が光の方向へ曲がる。これを「光屈性(ひかりくっせい)」という。