油脂の成分である脂肪酸はアルカリで乳化されて溶けるという性質があります。アルカリ剤が脂肪酸に働きかけて一種の石鹸に変えてしまうためです。石鹸になった汚れは水と馴染みやすくなり、それまでくっついていた所から離れて洗い流されてゆきます。
また、アルカリはタンパク質を溶かす働きもあるので、脂肪酸やタンパク質、油脂が混ざり合った皮脂や垢の汚れを洗い流すのにも効果があるのです。また、台所のベタベタする汚れも、油脂と脂肪酸が混じりあっていることが多いので、アルカリ剤で落とすことができるのです。
(石鹸百科HPより引用)