少しだけはがれた壁紙を接着剤で貼るのは、案外難しい。しっかりとくっつくまで押さえていないと、壁紙がまためくれあがってしまうからだ。
そんな時「セメダイン 瞬間接着剤 3000 ゴールドゼリー状 スリム」を使うととてもうまくいく。ゼリー状だから下に垂れずに塗りやすいし、瞬間接着剤だから指で20秒押さえているだけでくっついてしまう。
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生きている限り、人の役に立ちたい。しかし、80歳代、90歳代になると、なかなか厳しいものがある。若いうちに、よほどよく考えておかないと、人のために役立つことはできないだろう。
仕事をしてお金をもらえるのは、人の役に立っているからである。退職したらお金はもらえなくなるが、家事をして家の人のために役立つことはできる。家の外の道路の掃除をすれば、他人のために役立つこともできる。
いよいよ身体が動かなくなったとき、家事も道路掃除も困難になったときに、何ができるかが問題だ。お菓子とか果物、小遣いをあげる、というのはどうだろう。これだって実行するためにはあらかじめ資金を用意しておかなければならない。
(朝食)
(昼食)
(夕食)
(運動)
『僕は確かに100歳を超えても、病院の現場で医者として働いてきました。あなたはそのことを指して、僕のことを「生涯現役」だとおっしゃるのだと思います。憧れるという風に言ってくれて、それ自体はすごく嬉しいことではありますが、今この瞬間の僕自身の姿というのは、みなさんがイメージする現役の医師であるかといえば、どうでしょうか。
今僕は身体を病み、職場である聖路加国際病院へ毎日足を運び、患者を治療することはかないません。あんなに全国を飛び回っていた講演会なども、以前ほどできなくなってきました。あなたのイメージする現役とは違うかもしれないけれど、それでも僕は、自分自身のことを今も現役であると思っているわけです。
では、そもそも仕事とはいったい何なのでしょうか。ライフワークという言葉がありますが、僕にとって働くというのは生きることと同義です。会社でどんな待遇なのか、どれだけ稼いでいるか、そういうことではなく、自分が生きていることをどれだけ社会に還元できるのか、もっと言えば自分に与えられた命という時間をどれだけ人のために使えるかということが、働くということなのです。
それは、使命と言い換えてもいいかもしれません。特定の誰かのためでもいいし、社会のため、未来のためでもいい。利他の精神がある限り、人間にとって仕事に終わりはないのでしょう。そう考えるから、今こうして車椅子の生活になっていても、僕にはできる仕事がある。そう信じられるのです。』
(日野原重明)