論理情動理論の基本原則は、人間の感情を決めるもっとも重要で直接的な要因が認知であるということです。つまり、「考えていることを感じている」のです。私たちがいい気分になったりいやな気分になったりするのは、できごとや他者のせいではありません。「認知」によって、自分自身でそういう気分を作り出しているのです。ふだんは気づかないのですが、自分の感情の脚本を自分自身で書いているようなものです。(ワレン/デジサッピ/ドライデン)