アナリティクス

2020年10月12日月曜日

昆虫と中性洗剤

昆虫は身体に20個所ほどある気門から空気を取り入れ、気管という体じゅうに張り巡らされた空気の通り道を通して全身の細胞に酸素を取り入れる。不要になった二酸化炭素もこの気管を通して気門から排出される。だから赤血球はいらない。

気門の入り口には、細かい毛がたくさん生えていて、水をはじいて気管に入らないようにしているが、すべての気門に水が入ったら、窒息して死んでしまう。中性洗剤をかけると昆虫が死んでしまうのは、界面活性剤の働きによって、気門に水が入り込むからだ。