アナリティクス

2008年12月19日金曜日

超訳『資本論』(的場昭弘)

1)所有の法則が個人の労働に基づく所有から、
 他人の労働を支配する領有法則に変化した。

2)過剰な労働者が存在することで、賃金を抑制することができる。

3)アメリカには賃金労働者がいなかった。
 土地が広いので、簡単に個人事業主(自営農)になれるからである。
 そこで移民に土地を持たせない法律を作ることで、
 賃金労働者を作り出した。

(展開)
・景気変動は作られている
  -不況で失業者を作り出すため
  -株の売買で儲けるためには株価の変動が必要だから

・株を持つということは、労働者を支配するということである。

・株は長期間保有すべき、の意味は、
 ずっと持ち続けるという意味ではない。
 数年サイクルの株価変動の波に乗れ、という意味である。
 ひとつの企業の株でも、波を利用することで、
 つまり安いときに買い、高いときに売り、
 これを繰り返せば、原資は大きく膨らむ。