昆虫は身体に20個所ほどある気門から空気を取り入れ、気管という体じゅうに張り巡らされた空気の通り道を通して全身の細胞に酸素を取り入れる。不要になった二酸化炭素もこの気管を通して気門から排出される。だから赤血球はいらない。
気門の入り口には、細かい毛がたくさん生えていて、水をはじいて気管に入らないようにしているが、すべての気門に水が入ったら、窒息して死んでしまう。中性洗剤をかけると昆虫が死んでしまうのは、界面活性剤の働きによって、気門に水が入り込むからだ。
書斎でレギュラーコーヒーを淹れてみようと思ったが、アウトドア用のガスコンロの火を使うのは危険な感じがする。そこでトラベルコイルヒーターを買ってみた。水を入れたコーヒーカップの中に、電気で発熱するコイルを直接入れてお湯を沸かす原始的な道具である。10分強で沸騰に近い温度になる。その湯を使ってレギュラーコーヒーを淹れてみた。熱くておいしいコーヒーができた。220V用の器具だが、100Vでも十分使える。軽くてかさばらないのもいい。
例えば、歳を取って家を引き払い、老人ホームに引っ越すようなときには、家財をすべて処分する必要がある。家財を大型ごみとしてひとつひとつ処分するならそれほどお金もかからないが、全部まとめて処分する場合には廃棄業者に頼むこととなり、聞いたところによると100万円ほどかかることもあるそうだ。手間は省けるが、お金はかかる。いらないものは日頃からできるだけ処分しておくほうが良い。
ハイターに含まれる次亜塩素酸ナトリウムは、塩と酸素に自然分解する。常温でも徐々に自然分解するが、日光特に紫外線や温度上昇により分解は促進する。
(次亜塩素酸ナトリウムの自然分解)
NaClO → NaCl+O
シェイカーから酒をグラスに注ぐとき、いつも酒がこぼれて困っていた。注ぎ終わるときに、酒がシェイカーの口から本体を伝ってテーブルに垂れるのだ。
垂らさない方法があった。注いでいるシェイカーの口の高さを維持したまま、くるっと回しつつ底を下げて、立った姿勢にするのである。ちょっと練習が必要だが、この方法でシェイカーから酒を垂らさずにグラスに注ぐことができるようになる。
壁打ちテニスをやっていて、フォアハンドストロークの打球を安定させるコツをつかんだ。左手である。左手の肘の着地点が重要だ。肘が腰に当たるように着地する。手のひらは上を向き、奈良の大仏の左手と同じような形になる。
左手の肘の着地点がいつも同じ場所になると、左肩の上下の位置もいつも同じになるから、肩全体がいつも水平を保ちながら回転するようになる。それが理由でストロークが安定するのだと思う。ストロークの強弱を変化させても、コースは変わらない。
ちなみに、奈良の大仏の左手は「与願印(よがんいん)」と呼ばれ、相手の願いを聞き届けようという姿勢を表しているそうだ。
6月に剪定したチャボヒバの木全体が茶色っぽく見える。葉の一部が枯れたからだ。そこでもみ上げを行った。一本一本、上から下まで、手袋をした両手でくしゃくしゃと葉をもんでやると、枯葉がバラバラと落ちる。もみ上げが終わったあとのチャボヒバは元気な葉だけが残るので、木全体がきれいな緑色になる。
チタンは軽くて、重さはステンレスの60%である。チタン製のマグカップがアウトドアで人気があるのも分かる気がする。
そのチタン製のマグカップでコーヒーを飲んだら、飲み口が熱くて唇を火傷しそうになった。そこで、コーヒーを入れる量をマグカップの飲み口から3cmほど下に減らしてみた。すると、飲み口は全然熱くならず、気持ち良くコーヒーを楽しむことができた。チタンは熱伝導率が低いから、その特徴も一役買っているかもしれない。
大きな地震がやってきて下水設備が壊れ、トイレが使えなくなったらたいへんだ。公園などに用意された非常用トイレまで、歩いて行って用を足さなければならない。おそらくトイレは行列になっているだろう。せめて小便だけでも家で済ませたいものだ。
そんな時に役立つのがションペットである。ションペットとは小便の入ったペットボトルのことで、汚部屋で大量発見されることがあるそうだ。このションペットを応用して、災害時に小便をペットボトルに保存すれば、家でも用を足すことができるだろう。保存した小便は、下水設備が直ったらトイレに流せばよい。