ラーメンのスープを出汁とタレに分けて考えることは重要だが、ラーメン屋がやるように常温のタレをどんぶりに入れてから出汁を加える方法だと、どうしてもスープの温度が下がってしまう。そこで考えたのが味噌汁の作り方の応用である。まず出汁を沸騰させ、沸騰したら一旦レンジの火を止め、そこにタレを入れることでタレが沸騰するのを防ぐ。ラーメンの麺が茹で上がるのを見計らってスープの鍋に再度火を付け、沸騰する直前で火を止めて、麺のゆで汁で温めたどんぶりにスープを注ぐのである。この方法ならタレの風味を損なわずに、熱いラーメンを作ることができる。