(リスボン)ポルトガル原産。ユーレカとともにカリフォルニアレモンの中心品種。日本には明治末期に導入され、寒さや風に強いことから国内でも栽培が行われるようになった。果汁が多く、酸味が強く、爽やかな香りが特徴的。瀬戸内レモンもリスボン系と推測されている。
(ユーレカ)アメリカ・カリフォルニアだけでなく、多くの国で栽培されている。四季咲き性が強く、豊産であるが、耐寒性はリスボンより弱い。味は、リスボンに似ていて、果汁が多く、しっかりとした酸味に、爽やかな香りを発する。
(ビラフランカ)シチリア原産。木のトゲが少ないため、「トゲなしレモン」の名前で苗が売られていることもある。味は、ジューシーで、酸味があり、良い香りがする。
(マイヤーレモン)オレンジとの自然交雑で誕生。栽培環境により、果実の形状は丸みを帯び、完熟すると果皮の色が、オレンジ色になる。味は、酸味が弱く、少し甘みがあり、香りが良い。最近は、国内でも生産されている。