日本のサクランボは手で摘むそうだが、
アメリカのサクランボは機械で落とす。
大きな受け皿の付いた車が、
桜の木の幹をゆすると、
サクランボの実がバラバラと
受け皿の上に落ちてくるのだ。
さらに、チェリー・ドライング・フライトという
ヘリコプターで行う作業がある。
そろそろ収穫というサクランボに
雨が降って水滴が付くと、
さくらんぼが膨張して裂けてしまう。
そこで、ヘリコプターで桜の木の上を低空飛行して、
ヘリコプターのローターの風で
サクランボに付いた水滴を吹き飛ばすのだ。
日本のサクランボが
美しく繊細な味がする理由が分かる気がする。