冷たい空気の中で呼吸をすると、
身体が反応して鼻への血液の供給が増加し、
血流を増加させるために
鼻の中の毛細血管が広げられる。
この反応のおかげで鼻は温かくなり、
吸気が肺に入る前の段階で温められる。
同時に鼻水を分泌する腺に、
より多くの血液が供給される。
血流が増えたことによって
平常時よりはるかに多い鼻水が分泌され、
結果として鼻水が垂れてくる。
この状態はずっと続くわけではなく、
暖かくなれば鼻の中の血管は収縮し、
鼻水の分泌腺の働きは正常な範囲に戻る。