企業において、コスト削減が重要なことは当然だが、コスト削減だけでは経営が成り立たないことも自明である。価値創造によって売上を増やさなければならない。企業内において価値創造を担うのは正社員である。正社員は、低コストの非正規社員の活用・法人税の優遇によって企業内に留保された潤滑な資金を活用し、競争力の高い製品・サービスを生み出さなければならない。正社員はコスト削減にばかり血道を上げるのではなく、価値創造の責任こそ果たさなければならない。