ワシントン・ナショナル・ギャラリー展に行った。
モネ、マネ、ドガ、ゴーギャン、ゴッホ、セザンヌ、ルノアールなど、
印象派の作品を中心としたコレクションである。
有名な作品がたくさんあって、本物の素晴らしさを堪能した。
たいへん幸せな気分を味わった。
もうひとつ、驚くべきはメガネの威力であった。
裸眼だと間近にみる名作もぼんやりとした印象しかないのである。
本物はすごい!という感激がない。
ところがメガネをかけると、作品がシャープに迫ってきて、
ものすごい存在感を放つのである。
良いものを味わう能力というものがあるのだ。
五感が研ぎ澄まされていなければ、
良いものを良いと感じることができない。
「良いものを良いと感じる能力を開発する」
という視点は新しいかもしれない。