腰が曲がる

スポーツにおいては、ゴルフもテニスも野球も相撲も陸上も、腰を入れろ、というのが基本である。体幹を保て、ということだ。一方、日本の伝統的な農業においては、その概念がなかったように思われる。しゃがんで草刈り鎌やのこぎり鎌を使い、腰を曲げて鍬を振るったりほうきで庭を掃いたりする。農作業だってスポーツのように身体を使うものだから、うまくやるには腰を入れた方がいいのではないか。だから農機具も、腰を曲げて使うのが前提ではなく、腰を入れて使う製品を開発すべきなのだ。